昨年度三人の教授が御退職されました。御三方から今回は松政先生の紹介をさせていただきます。
松政 先生は2006年より15年間富山大学の芸術文化学部にて建築論、建築史をメインに建築コースで教鞭を取って来られました。
松政貞治先生より卒業生の皆様へ以下のコメントを頂きました。
以前、プロ野球を一流選手として引退したM元内野手が「自分は野球を楽しいと思ったことは一度もない」と言っていたのを聞いて、私はとても虚しいと感じました。それ以後はその人が解説する野球放送は楽しめず、すぐにチャンネルを変えました。
苦しく困難でも、生き甲斐を感じて楽しんで挑めること、自分のその建築的、芸術文化的営為が家族や友人との絆の賜物であり、作品や著作によって社会や文化、世界のために、人間性に関わる意味の自覚と責任を少しでも「表現できる」と感じられる時こそ、最も幸福な瞬間、感動を可能にします。
大谷翔平のなんと楽しそうなこと。どんな仕事、どんな社会的役割でも、そうありたい、そうあって欲しい。退職した直後に大谷翔平の野球と日常を日々見られることに、若い人の頼もしさと、世代を繋ぐ幸福を感じるこの頃です。(松政貞治)
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